27(金)まで、本町のりんご庁舎2階のロビーで『飯田美術研究所 研究生作品展』が
開催されている。
9名の研究生による入試に向けて研鑽を積んでいる作品33点を展示している
また、私立美術大学の案内資料の配布コーナーや当研究所の授業風景、課外活動などの模様も展示
今回は、卒業生でなく今の研究生の作品展。
製作時間などの説明もあり、中には6時間位とそんなに長く集中しているのかと
改めてその向き合い方に敬服させられる。
お題も複雑で講師の解説はポイントを得ている。
これからもっとデッサン力がついていくのだろうか?そうした段階も少し分かるような気がする
「ステンレス製ポットと子供用長靴」のデッサンは、材質の違いをはっきりと表現している
ポットの光沢が金色のような輝く色を連想させられる。 講師コメントには、ポットの底にかけての
形が希薄との指摘があった
「筆をモチーフにした色彩構成」は、ひときわ大きいメインの筆を描いていく時間と仕上げる魅力や
喜びが詰まっていそうだ。筆の胴体の光沢感も再現している
「鉛筆デッサン」のコップを持つ手は、デッサンの難しさと苦労が分かる作品。
左の手は見た目には確かに直線に見えるから、肉付きや節を表現しないといけなくて大変だと思う
「深海にすむ色も形も様々な生物を自由にイメージしSTRANGEの文字とともに構成し、不思議な
イメージの色彩作品を制作しなさい」と言う難解なお題に対して、愛情ある光景が浮かび上がった
会場でSTRANGEってどんな意味??とまずはそこから分からない私だったが、意味は「奇怪な」。
後ろのシャープなラインが無機質で対称的なのが主題を惹き出しているようにも思う