アートとの触れ合いを身近に!!

飯田・下伊那(長野県)での展覧会の模様やアートに触れた感想等を犬塚画廊から発信していきます。
非言葉のコミュニケーション…その感じ方は
人それぞれで、想像してみる事が大事だと思います。アートに触れて感性UP目指しませんか??
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グリーンハパレット会員展
JUGEMテーマ:美術鑑賞

24(火)まで、吾妻町の中電ふれあいギャラリーで「グリーンパレット会員展」が開催されています。
風景画を始め静物や人物、スケッチ旅行に出掛けた港町の風景などの油彩画と水彩画の展示。

*写真では実際の迫力や立体感は伝わりません。また、ここでご紹介しているのはごく一部だけで、
もっと様々な作品がありますので、是非会場に足をお運び下さいませ(^_-)-☆



グリーンパレットの前身は、「飯田創造館油絵クラブ」で約30年間続いていたが、会員の高齢化に伴い活動を夜から昼間に変更したきっかけで、昨年の7月にグループ名を変更。以前からのメンバーも含め幅広い年代層が活動している。
以前は講師の指導を受けていたが、会員はベテランが多くその個性を生かせるようにお互いに研鑽しながら活動しているという。

*撮影には、関係者の了解を得ています

「ばら」細澤恒雄さんの作品は、色の微妙なグラデェーションがバックに施していて、葉や花は色を重ねて立体的な雰囲気が自然に伝わってくる気品ある作品。


「芸術村ラーリューシュ」小池シゲ子さんの作品は、建物を正面から捉えたノスタルジーを感じさせる作品。
下地に塗られた色が深みを増しているのが感じられる。平面の絵ではあるのだけど、建物が立体のように浮き上がって見える。


「湖畔ー河口湖」久保田清さんの作品は、風景画で綿密に描かれている訳ではないのだが、色の組み合わせやバランスでより写実的に感じられた。黄金色がとても綺麗で印象的だった


「赤いブレザー」吉沢一三さんの作品は、顔を色目だけで表現した大胆な作品。
彫刻を見て描いたかのようなデフォルメがとっても絵画的


「都会への道」古田武喜さんの作品は、数日前にたまたま同じ場所に立ったので作者と共感できた作品。
実際の風景と違って、バスがどこか昔を彷彿させる雰囲気。写真と比べてみると、作者の印象で見ている風景を探る事が出来る。


「CALLA」竹内恵子さんの作品は、花の香りが広がっていく様子まで伝わってくるよう・・・
白い花の肉厚感までが表現されている。
第70回南信美術展〜洋画no.1
JUGEMテーマ:美術鑑賞

6/1 (日)まで、飯田市公民館で『第70回南信美術展』が開催されている。入館料300円(大人)
会員や一般から寄せられた4部門(日本画24点、洋画81点、彫刻14点、工芸17点)計142点の展示。
昨年から設けられたジュニア部門10点も含まれている。

撮影には許可を得ています。



南信美術展は、1946年から続いている飯伊で最大規模の公募展。
ベテランの作品は質が高いが、今回は一般の作品も新しい風を吹き込んでいて、見ごたえのある作品が多かった。

*写真では実際の迫力や立体感は伝わりません。また、ここでご紹介しているのはごく一部だけで、
もっと様々な作品がありますので、是非会場に足をお運び下さいませ(^_-)-☆

「斜景」山下則生さんの作品は、身近にあるけどちょと変わった趣きのある家と言った雰囲気がよく出ている。
私は、こう言う雰囲気を探しにいく街あるきが好きだ。水彩画ならではのソフトないめーじながら、しっかりと明暗をつけて
立体的に描かれている。


「赤の浄心」金田安裕さんの作品は、遠くからも目立つピンク色の滝。ネオンのように明るくその色合いからこの世の物とも思えない。金田さんは、深遠な風景画の作品の印象を抱いていたが、今回の作品は風景画というよりは、象徴的な存在を連想させられる


「遠山郷」鈴木甚平さんの作品は、水彩画ならではの明るさが特徴の作品。観ているだけで、心地よい気持ちにさせられる。


「蝶の舞う午後」窪田正典さんの作品は、県知事賞に輝いた作品。テンペラの独特の画風に近くで見ると
細かい筆致が残っていて、その画肌はまるで織物のようにも見える


「ゴーストの薔薇」知沢豊年さんの作品は、思い切った発想で不気味さな雰囲気。美しいと感じるものに棘があり、口を開けて待っている輩を想像させられる。


「仮面」会川久陸さんの作品は、昔の畏敬の念を象徴している仮面がモチーフ。ここの前にあった解説が巧みで見習わないと・・・
ユーモアに描けるのは、この作者の感性のなせる技だったと思う。


続きにも、作品が紹介されていますのでご覧下さい。
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伊藤定 個展
JUGEMテーマ:美術鑑賞
 
5/4(火)まで、中電のふれあいギャラリーで「伊藤定 個展」が開催されている
油彩画の人物を中心に約30点の展示



現在は、創造館で開かれている「絵画クラブ」の講師の伊藤さん。
人物は顔の凹凸や眼の視点など細かい所から、その人なりの表情を巧みに作り出している。
確かなデッサン力が伺えられる作品が並んでいる
「前回の3年前の個展から、隅々まで細かく描くのではなく部分を強調するように変えてきた」と伊藤さん。自然に顔に眼がいくのもそのためだろうか?

*写真では実際の迫力や立体感は伝わりません。また、ここでご紹介しているのはごく一部だけで、
もっと様々な作品がありますので、是非会場に足をお運び下さいませ(^_-)-☆

服の色の明るさから女性の華やかさが感じられる作品。


薄塗りで水の透明感や紅葉の鮮やかさが再現されている。
清々しい雰囲気のある作品 


特に眼力と言うか眼の力が強く、それからモデルの性格までが伝わってきそうだ


花に当たっている光が生命感溢れる作品にしている


和装の女性。洋服や年齢、性別等に限定せずに様々な人物と向き合っていることが会場で観ると分かる

中島甲士個展
JUGEMテーマ:美術鑑賞
 
2/20(土)まで、高森町下市田のR153沿いのくましろホールで『中島甲士個展』が
開催されている。水曜日休館。油彩画を中心に約30点の展示



絵画を趣味に60年の経験のある中島さん。
そこにある存在感や生命のリアリティ、力強さに心を込めて制作に臨んでいると言う。

その色使いは、力強く原始的な風習さえも感じさせられる。

*写真では実際の迫力や立体感は伝わりません。また、ここでご紹介しているのはごく一部だけで、
もっと様々な作品がありますので、是非会場に足をお運び下さいませ(^_-)-☆

「廃屋」は実際に老夫婦が生活していた場所がモチーフになっていて、残った柱と落ちた屋根が人生の縮図を表しているようだと中島さん。折れた柱が現実の問題の表象のように鋭く激しい。


「3つの顔」は、違った色合いの顔で太い輪郭線が人を超越した力を持っているようなイメージを喚起させられる


「蓮池立像」は、背景と違った存在として女性が描かれている。その曲線や筋のボリューム感が強調されている。


「天竜峡」は、同じ作者が描いたとは思えないほど作風の違う大人しく柔らかい雰囲気。
山内孝一 ドローイング展
JUGEMテーマ:美術鑑賞
 
12/27(日)まで、飯島の風の谷絵本館(飯島文化館の先)で『山内孝一 ドローイング展』が
開催されている。 ドローイング作品30点、インスタレーションのスクリーン8点、ワークショップの写真等4点の展示。24(木)は休み。



今年で3回目となる展覧会。
山内さんは、中学の美術講師をしながら自然農法にも取り組んでいる生活の中から
感じたことや想いを原動力に作品作りに取り組んでいる
今回も「共鳴シリーズ」・「ミラーシリーズ」等のドローイング作品を中心に、この1年間に
他の展覧会等に出品したインスタレーション等の写真や表具師木村憲司氏とのコラボレーション作品も
展示していると言う

*写真により実際と違う映りになっています。また、ここでご紹介しているのはごく一部だけで、
もっと様々な作品がありますので、是非会場に足をお運び下さいませ(^_-)-☆

「ミックスライン」のコラボレーションによる作品には、〜こころ鎮まる時 突然そこに円相が出現する 観るとそれは回転している〜の説明書きがある。昔は和室でこころ鎮まる時が日常だったのが、今では
特別な事になってしまったのかもしれない。鎮まるイメージを喚起させられ明るい気持ちになる作品


東京都美術館で開催された「New Artist Unique展」に出品した模様のスクリーン
コケのように壁面にへばりついているようにも見えるし、ザザーと言うような音が
聞こえてもきそうな気持ちにさせられる


「ミラーシリーズ」の作品。添え書きには、線をそっと目で追うと白い壁より色の風が吹いてくる。
とあった


「ミックスライン」生まれたてのような弱いラインが、それでも途切れずに繋がっていて
微妙なバランスで構成されている。弱いけれども生きているような自分への想いとリンクさせられる


絵本館の正面の壁には、原 隆夫さんによるKANDATAシリーズの作品も展示している
座光寺 厚個展
JUGEMテーマ:美術鑑賞

12/17(木)まで、高森のR153沿いのくましろホールで『座光寺 厚』個展が開催されている
油絵やアクリルで描いた43点の展示



88歳の米寿の記念も兼ねた個展。油絵を得意としているが、それだけでなく、アクリルにも取り組み
その明るさや扱いやすさから今は主に使っていると、年齢を感じさせない新しい事へ取り組む姿勢が伺える。
筆のタッチも勢いがあり、躍動感ある雰囲気が作品からも発せられている。
展示している作品の大きさは、F10号以下の作品を中心に、南美展で見たF100号の大作や
県展に出品したF50号などの見応えのある大きさも・・・

*写真により実際と違う映りになっています。また、ここでご紹介しているのはごく一部だけで、
もっと様々な作品がありますので、是非会場に足をお運び下さいませ(^_-)-☆

「工場」(F50)は、手足のように動く生物のようにクレーンが描かれていて、バックのオレンジ色から
燃えるような情熱が連想させられる


「磯」(F8)は、今にも飛びかかってきそうな水しぶきが描かれた勢いのある作品 


「静物」(F4)は、ギターを小さく描いたりカラフルな台にしたりと、コミカルな雰囲気。
しっかりと対象を見つめて描いたというより、制作することが楽しくて、その空想を目の前に再現してくれたようなイメージのある作品


「12月のひまわり」(F50)は、哀愁を一杯に漂わせている。
右側のくすんでいる色合いが、人物のようにも思えるし、霊魂かもしれなく、その不思議の感情がスット作品の世界に入ってしまう 


「かやの林」(F4)は、統一感のある色調で描かれて、落ち着きのある気分にさせてくれる
どこか懐かしくもあり見たこともないような、幼い頃に夢の中で見ていたような気持ちにさせてくれる 

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