アートとの触れ合いを身近に!!

飯田・下伊那(長野県)での展覧会の模様やアートに触れた感想等を犬塚画廊から発信していきます。
非言葉のコミュニケーション…その感じ方は
人それぞれで、想像してみる事が大事だと思います。アートに触れて感性UP目指しませんか??
当店のフェイスブックhttps://www.facebook.com/inudukagarou
<< September 2018 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
 
PR
RECENT COMMENT
RECENT TRACKBACK
MOBILE
qrcode
PROFILE
無料ブログ作成サービス JUGEM
 
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

- | | - | - |
南信美術展鑑賞ツアー
JUGEMテーマ:美術鑑賞

当店では『南信美術展鑑賞ツアー』を今度の土曜日31日の14:00からサロンちくいちで開催します
参加費は、無料(但し、入館料の300円要) 申込必要で0265-22-2775かhappydag@trade.email.ne.jpまで

詳しくは、今回の記事の続きをご覧下さい。

このイベントでは、昨年愛知トリエンナーレで行われたベクトルワークショップを参考に組み立てています。

このワークショップでは、事前に芸術監督やキュレーターやコミュニティ・デザイナーの方々がテーマの「揺れる大地ーわれわれはどこに立っているのか:場所、記憶、そして復活」に関係の深い言葉や、テーマから連想される言葉を360以上集め、その中から79に絞った「79のキーワード」を用いて作品を鑑賞しました。
各作品ごとに、どのキーワードが自分の中でしっくり当てはまるかを考察しながら見て周り、場所を移して参加者全員でそのワードを投影された展覧会場図の上に貼り付け、俯瞰してお互いの認識を深めたり、気付かなかった視点を発見したり出来る有意義な時間を過ごせました。
意見を出し合うことで、参加者との距離が縮まったようにも感じたし、作品を通しての意見なのでコミュニケーションの煩わしさも少なく、少しの勇気を持って発言できれば初対面でありがちな障壁も乗り越えていく、アートの結ぶ力のようなものも認識出来ました。。



ここで、体験した経験を踏まえて、地元の公募展でもキーワードによって想像が膨らませ、また観て得られた感覚を言語化出来るようなツールを使って、地元の南信美術展をみてみましょう!!

詳細は、続きをご覧下さい。
 


以下は、私の南信美術展の見方と感想の新聞社投稿用の原稿です

〜南信美術展鑑賞ツアーに寄せて〜
『強さが増した南信美術展を観てきて』

今年の南信美術展は、想像を掻き立てられる作品が多くあったように感じた。特に洋画
部門の一般作家の作品は、他の作品と違った雰囲気を醸し出していて印象深く感じられた。
一般的に分からないと言われるような作品の解釈の仕方をまず知って欲しい。作品の前に
立ち一瞬違和感を抱く。その違和感の次に想像が働き、自分の経験や知識に裏付けされた
感覚として作品を認知出来るようになる。その想像の鍵となる部分をどう作品から見出す
かによって、人それぞれの解釈の違いも出てくる。そうした作品は自分の想像に拠る作品
の解釈になるので、対峙する立場でなく頭で描いているイメージと近い感覚で作品を捉え
て行く事が出来るのである。
まず入って眼を引くのは、「少女」熊谷裕明氏の作品だ。全身を赤い色で塗られた少女
をメインにその両手をお母さんがしっかりと掴まえている。その一色の表現は生身の人間
と言うよりは、天使のような象徴的な対象として感じられる。それを演出するかのような
地がどこまでか分からないような背景。形象は白い線で表現され背景の色とも調和しオー
ラーが発しているようである。

「今をみつめて」岡庭登子氏の作品は、画面の真ん中に極端に強調された胴体、デフォ
ルメされた人物や道にユーモアが感じられる作品。細長く顎を伸ばしたような顔を見てい
ると思わずそんなポーズをしてみたくなる。手にしている一輪の花は胴体とは対照的に細
く繊細的で両局面のメリハリも感じられる作品。

「彼蛾の物語」後藤文子氏の作品は、画面一杯に蛾を大きく描き上は空を、下は土の中
から育っていく蚕を表現している。その描写や大きさから異様さが感じられるのだが、テ
ーマは世継ぎでもあろう。羽の玉の模様が怪獣のような者の目にも見え、触覚が眉毛のよ
うにも見方によっては見える捉えどころのない作品。

これらは、私が印象に残っている一部の作品からのピックアップであるが、どれも気持
ちにざわめきを覚えた作品である。一目ですんなり理解出来ず、作者の狙いとは何か?ど
こに工夫を凝らしているか?に意識を向けて鑑賞した作品である。これらの作品を解読す
る上でのヒントは、一人で探るより皆で出しあった方が化学反応的に広がった展開が起こ
る。また先ほどの作品の紹介のように感じた事を自分で言葉にすることは、自分の感性を
モヤモヤの状態からより具体的な認識へと昇華させていくことであり、人の感じ方に合否
はないので、躊躇わずに発言して貰いたい。でもその為には、発言する機会が必要である。
そんな機会の一つとして、「南信美術展鑑賞ツアー」を企画しているので、都合の付く方
は是非共、参加してお互いに作品に対する認識の幅を広げられたらと思っている。

湯澤 貴弘(犬塚画廊)


 
スポンサーサイト
- | 13:04 | - | - |
コメント
コメントする









 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://kansyou-art.jugem.jp/trackback/362
 

(C) 2018 ブログ JUGEM Some Rights Reserved.