アートとの触れ合いを身近に!!

飯田・下伊那(長野県)での展覧会の模様やアートに触れた感想等を犬塚画廊から発信していきます。
非言葉のコミュニケーション…その感じ方は
人それぞれで、想像してみる事が大事だと思います。アートに触れて感性UP目指しませんか??
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第70回南信美術展〜洋画no.1
JUGEMテーマ:美術鑑賞

6/1 (日)まで、飯田市公民館で『第70回南信美術展』が開催されている。入館料300円(大人)
会員や一般から寄せられた4部門(日本画24点、洋画81点、彫刻14点、工芸17点)計142点の展示。
昨年から設けられたジュニア部門10点も含まれている。

撮影には許可を得ています。



南信美術展は、1946年から続いている飯伊で最大規模の公募展。
ベテランの作品は質が高いが、今回は一般の作品も新しい風を吹き込んでいて、見ごたえのある作品が多かった。

*写真では実際の迫力や立体感は伝わりません。また、ここでご紹介しているのはごく一部だけで、
もっと様々な作品がありますので、是非会場に足をお運び下さいませ(^_-)-☆

「斜景」山下則生さんの作品は、身近にあるけどちょと変わった趣きのある家と言った雰囲気がよく出ている。
私は、こう言う雰囲気を探しにいく街あるきが好きだ。水彩画ならではのソフトないめーじながら、しっかりと明暗をつけて
立体的に描かれている。


「赤の浄心」金田安裕さんの作品は、遠くからも目立つピンク色の滝。ネオンのように明るくその色合いからこの世の物とも思えない。金田さんは、深遠な風景画の作品の印象を抱いていたが、今回の作品は風景画というよりは、象徴的な存在を連想させられる


「遠山郷」鈴木甚平さんの作品は、水彩画ならではの明るさが特徴の作品。観ているだけで、心地よい気持ちにさせられる。


「蝶の舞う午後」窪田正典さんの作品は、県知事賞に輝いた作品。テンペラの独特の画風に近くで見ると
細かい筆致が残っていて、その画肌はまるで織物のようにも見える


「ゴーストの薔薇」知沢豊年さんの作品は、思い切った発想で不気味さな雰囲気。美しいと感じるものに棘があり、口を開けて待っている輩を想像させられる。


「仮面」会川久陸さんの作品は、昔の畏敬の念を象徴している仮面がモチーフ。ここの前にあった解説が巧みで見習わないと・・・
ユーモアに描けるのは、この作者の感性のなせる技だったと思う。


続きにも、作品が紹介されていますのでご覧下さい。

以下は、私の南信美術展の見方と感想の新聞社投稿用の原稿です

〜南信美術展鑑賞ツアーに寄せて〜
『強さが増した南信美術展を観てきて』

今年の南信美術展は、想像を掻き立てられる作品が多くあったように感じた。特に洋画
部門の一般作家の作品は、他の作品と違った雰囲気を醸し出していて印象深く感じられた。
一般的に分からないと言われるような作品の解釈の仕方をまず知って欲しい。作品の前に
立ち一瞬違和感を抱く。その違和感の次に想像が働き、自分の経験や知識に裏付けされた
感覚として作品を認知出来るようになる。その想像の鍵となる部分をどう作品から見出す
かによって、人それぞれの解釈の違いも出てくる。そうした作品は自分の想像に拠る作品
の解釈になるので、対峙する立場でなく頭で描いているイメージと近い感覚で作品を捉え
て行く事が出来るのである。
まず入って眼を引くのは、「少女」熊谷裕明氏の作品だ。全身を赤い色で塗られた少女
をメインにその両手をお母さんがしっかりと掴まえている。その一色の表現は生身の人間
と言うよりは、天使のような象徴的な対象として感じられる。それを演出するかのような
地がどこまでか分からないような背景。形象は白い線で表現され背景の色とも調和しオー
ラーが発しているようである。

「今をみつめて」岡庭登子氏の作品は、画面の真ん中に極端に強調された胴体、デフォ
ルメされた人物や道にユーモアが感じられる作品。細長く顎を伸ばしたような顔を見てい
ると思わずそんなポーズをしてみたくなる。手にしている一輪の花は胴体とは対照的に細
く繊細的で両局面のメリハリも感じられる作品。

「彼蛾の物語」後藤文子氏の作品は、画面一杯に蛾を大きく描き上は空を、下は土の中
から育っていく蚕を表現している。その描写や大きさから異様さが感じられるのだが、テ
ーマは世継ぎでもあろう。羽の玉の模様が怪獣のような者の目にも見え、触覚が眉毛のよ
うにも見方によっては見える捉えどころのない作品。

これらは、私が印象に残っている一部の作品からのピックアップであるが、どれも気持
ちにざわめきを覚えた作品である。一目ですんなり理解出来ず、作者の狙いとは何か?ど
こに工夫を凝らしているか?に意識を向けて鑑賞した作品である。これらの作品を解読す
る上でのヒントは、一人で探るより皆で出しあった方が化学反応的に広がった展開が起こ
る。また先ほどの作品の紹介のように感じた事を自分で言葉にすることは、自分の感性を
モヤモヤの状態からより具体的な認識へと昇華させていくことであり、人の感じ方に合否
はないので、躊躇わずに発言して貰いたい。でもその為には、発言する機会が必要である。
そんな機会の一つとして、「南信美術展鑑賞ツアー」を企画しているので、都合の付く方
は是非共、参加してお互いに作品に対する認識の幅を広げられたらと思っている。

湯澤 貴弘(犬塚画廊)

 
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