宮井啓江展が、26日(水)まで、銀座のキング堂ギャラリーで開催されている。
絹本に金粉を散らばせた仏画や植物画を43点展示している。
〜女性らしい優しさのある仏画と幻想的な世界に凛とした立つ植物画〜
宮井さんがここのギャラリーで個展を開くのは3回目。
その前は自宅で開いていて、8年くらい前から個展を開いている。
先日の現代の創造展には、二科展に出品した油絵を展示した。
金粉や銀粉が所々に散りばめられた作品が多く
きらびやかな印象を受ける。
以前は細く繊細な線に印象を受けたが
作品から雰囲気が醸し出てくるような、滑らかさや艶っけが感じられるようになってきた
*写真により実際と違う映りになっています。また、ここでご紹介しているのはごく一部だけで、
もっと様々な作品がありますので、是非会場に足をお運び下さいませ(^_-)-☆
「月夜に咲く(シュウメイギク)」は、後ろの大きな月が別の惑星にいるような感覚を
起こさせる。その中にもシュウメイギクが堂々と立っていて、違和感なく自然に対象物を
認識する事が出来る
「なでしこ」の白い花の広がりの色合いと、先端の細かさにキレのある作品。
水の含みといいこの表現を出せたのは偶然ではないかと思うほどの出来栄え
「コスモス」は、茎のからみから生命感が溢れているようだ。写真では分かりにくいが
右上にうっすらと蝶が描かれていて、妖精のようなイメージを抱く
「持蓮観音」は、女性らしい優しさを感じる作品。体のラインがとても滑らかだ。
「雲中供養菩薩」は、やや色っぽさを感じる作品。淡い色彩のバックが多いが
ここのシリーズは夜を思わせるような濃い暗めの配色になっている
「聖観音」は、案内の表紙になっている作品でもあり、目がバックと同じ
色となっていて、人知の計り知れないような偉大さと不気味さを感じる作品